今回は、前回に引き続きクラフトディレクター岡田さんのインタビューです。クラフトディレクター職で入社した社員第一号である岡田さんから、NineCraftとクラフトディレクターの面白さと、難しさ、そしてどのような人が活躍できるのかについて、詳しくお話を伺いました。

<aside>
岡田 将孝**
【これまでの経歴】
ー 代理店時代と比べて、仕事の仕方に違いはありましたか?
岡田: はい、大きな違いは、ソリューションが決まっていないところですね。
NineCraftでは、「問題定義、課題設定し、そこからアイディアを出していく」という一連の工程が商品なので、別に手段は何でもいいんです。例えば、今ブランドの問題として、在庫が足りないならそれに向き合っていくし、経費削減ならそれに対応するし。そのやり方が決まっていないのが、すごくいいなと思っています。スポット的な「広告」だけの関わりではなく、ブランドと組織にピュアに向き合っていくんです。
その分、何が一番良いアイディア(解決策)かを考える必要があり、大変な面もあります。例えば、私が代理店にいたときは、テレビCMを作ればいいわけですが(それを求められていたので)、NineCraftはそうではない。ブランドに向き合って解決しなきゃいけないという責任はあります。
ただ、面白さでいうと、全く手口が決まっていないことがめちゃくちゃ面白いです。問題の本質がどこにあるか、どう課題設定をすれば良いか。そこからアイデアを出す、というプロセスをとことんやれるのは面白いですね。なんでもできますから。
お客様との関係性も違います。代理店時代は役割が決まっていましたが、今はブランドの中の人、というか、お客様とほぼ同列でやっている感じです。なので、お客様もラフな感じで相談してくれます。「こんなこと最近あったんだけど、どうしたらいいかな?」みたいに相談してもらえるのは、良い関係性になっているなと思います。
ー 入社されてから感じた苦労や悩みはありますか?
岡田: 一番の苦労は、すぐに型にはめたがってしまうことでした。元々役割が決まった仕事の仕方をしてきたので、解決しやすいところに飛びついてしまいがちでした。鄭さん(社長)と話していて、「それって本当にそこが問題なの?自分が解決しやすいところに落としこんじゃってるんじゃない?」と言われて、問題の本質まで至る思考や考え方は、トレーニングしないといけないなと感じました。アンラーニング、つまり凝り固まった思考法を解くことが必要なんですね。スムーズだから、楽だからというところに飛びつかないようにする。
ソリューションがないからこそ、ちゃんとブランドの方に向き合わないといけない。そうでないと、結局「いい打ち合わせができたね」「いいアウトプットができたね」で終わってしまう。安易な解決策に飛びつく気持ちを抑えないとって今でもそこは意識をしています。
ー クラフトディレクターとして、一番こだわっているポイントは何ですか?